一定のペースで走り続けることができる、それが一番いいペースだと思われます。
ある運動持続時間についてどのペースが最適か?これを理解してそのペースを一定に保つのがペース配分作戦としてはよいのではと思います。
心拍をあげると速いけど短時間しか動けない。
下げると長時間動けるがペース遅い・・ということだと思うのです(違うかもしれませんが・・)。
問題なのは、何時間の運動だったら上限心拍はどれくらい、という関係性を把握しきれてないこと。。
ここ数回のトレイルランのデータをまとめてみてちょっと考えて見ました。
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渋沢駅ー丹沢大倉→大倉尾根→堀山の小屋→二俣→大倉ー渋沢駅
150-160くらいをターゲットにして動いた日。
のぼりでは全然問題ない感じでした。下りはこのゾーンにあげるくらいかっ飛ばすとねんざ癖のある足首を持つ身としては靭帯が何個あってもたりないので、あげられないです。いずれにせよ、のぼりを150-160のゾーンは総行動時間が6時間前後であれば持ちそうな感じ。

結論:6時間程度なら160で粘れそうだ。
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鞘口峠から日の出山経由のつるつる温泉
鞘口峠から日の出山までえんえんと歩きつづけてみた日でした。下りでさえほとんど走らず。これだと登りも含めて140以内に収まるみたいです。このペースだと何時間でもいけそうな感じ。
後半でほぼ170くらいまであがってるのは日の出山ののぼりで限界まで追い込んでみたからです。
結論:歩き続けると140でいける。これならば何時間でもいけそうだがペースおそすぎ。
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日光エクステラ
ショートなので150-160ではいったレース。最後はメロメロでした。
とくに最後の1時間のゲレンデ下りと湖の周りの区間だったがまったく追い込めませんでした。この原因は2つ。ひとつは白根山の下りで足筋を使い果たすほどぶっとばしてしまったこと(下りで飛ばせなかった原因)、もうひとつは走力不足(フラット区間で追い込めなかった原因)。160をこえるというのはオーバーペースかもしれません。このレンジにはいると3時間程度しか粘れない気がする。

結論:160をこえるとレッドゾーン。3時間くらいならば粘れそうだがそれ以上の時間を動くときはすみやかにさげるべし
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八方池山荘ー唐松岳ー五竜岳ーエスかるプラザのトレイルラン
八方池山荘からエントリ。下の樺までは快速早歩きでごぼう抜きであがった。そのせいと標高の高さと思われるが、EPOCはさくっと上までいってしまいました。その後はわりとおちついたペースで150が上限くらいで下限は130前後までわりと低めに。このレンジならば長時間でも動けちゃいそうである。

結論:150上限で下が130くらいであれば二桁時間くらいいけちゃいそうだ。
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菅平スカイライントレイルランニングレース
140-150をねらってみたレース。実際は150前後で推移。6時間ちょいの行動時間であれば150をこえたところに上限設定にしても意外といけちゃいそう。

結論:150をちょい超えくらいであれば6時間程度であればいける。
などなど数少ないデータからなんとなくの教訓
- 長時間レースの場合、160をこえるのは厳禁
- 登りと下りが連続するタイプのコースであれば登りは150こえても大丈夫そう。どうせ下りで130くらいまでさがるのでそこで疲労が抜けるので。
- 登りと下りが交互にくるタイプのコースであれば登りは150OVER,下りはちょっと楽する、という感じで10時間以上でも動けるように思われる。
- 下りは得意なほうだけどここで突っ込むと足が終わる可能性がある。あまりがんばりすぎないこと。
というわけで、ハセツネは、こんな感じかなあ・・と机上の妄想。
- スタートから第二CPまで:今熊神社までは上は160くらいでがんばってみる。あとは巡航速度で第二CPまで135-155くらいでいってみる。笹尾根や三頭山は下りは突っ込みすぎず足の筋肉ダメージを最小限にするために135くらいで。
- 第三CPまで:140-155:睡魔でやられちゃうところ。御前山の登りがポイント。あと御前山から大ダワまでもあまりつっこまないこと。
- ゴールまで:リミット解除
次回やってみたいこと
- 心拍ではなくEPOCレベルで調整してみる。SUNNTOのページによるとレベル2からレベル3くらいがよさそうだ。心拍だけ見てるとレベル1になってることがあり、もう少しいけちゃうのかもしれない。レベル4は乳酸でるからショート以外はさける。
トレーニングレベル 2 |
トレーニング経験がない方、体力に自信がない 方、脂肪の燃焼、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症 )の改善ではこのレベルでできるだけ長く行うと 効果が出 ます。「LSD(Long Slow Distance)トレーニング」はこのレベルで行 います。 |
トレーニングレベル 3 |
LSDトレーニングのステップアップ強度。脂肪の燃焼、持久力を向上させる為のベーストレーニング。一般の方はこのレベルまでが良い。 |
トレーニングレベル 4 |
やや換気量があがり息切れがします。乳酸が発生します。持久力を向上させるハードなトレーニング。競技力向上を目指す方はこのレベルをキープするとVO2maxが向上します。 |