山ろくはまったく雪もなくどうしたことかとおもったけど猿倉まであがるとディープでした。シューをはいても腿ラッセルの連発。
https://picasaweb.google.com/110262798839909549899/2016111#6238458380263295810
山ろくはまったく雪もなくどうしたことかとおもったけど猿倉まであがるとディープでした。シューをはいても腿ラッセルの連発。
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Field Earthの試乗をかねて大雪山黒岳へ。
今回のった板は、Feile Earth X3.
3Dシェイプの撮影をこころみたのですがわかるかな?
前足のあたりから前の部分が3Dシェイプになってコンケイブしています。
ここで雪をかきわけて浮く訳です。スタンスの間はフラット。
圧接でのるととてもかわった乗り味です。通常の板が4WDだとするとオートバイなイメージ。なれてくると楽しいー。
大雪山の黒岳に登ってすべってきました。
最高の景色です。
びっくりするパウダーでした。オープンバーンでも最高の乗り味です。とくに地形(沢とか)になるとくるくる回って楽しい。GentemstickのTTのような感じでリップでのかえりがすごく早いです。なれたらこれほんとに癖になりそう。
バックカントリー。山にのぼってスノーボードですべっておりること。ほんとに楽しい。その楽しみのリターンは雪崩というリスクと表裏一体の関係にある。あらゆるバックカントリーの愛好家にとって雪崩とどうつきあうか?はさけては通れない。
フィールドで、雪山で遊ぶということは膨大な意思決定を繰り返すということだ。
どこのピークにのぼるか?どのラインでのぼるか?どこで休憩するか?ピットをほるとしたらどこか?どの斜面を滑るか?地形の罠をどうさけるか?
いろいろな状況判断、意思決定、行動を繰り返して、一日の山遊びがおわる。
雪山で遊ぶ事とは膨大な意思決定を山ですることだ。
無意識にしろ意識的にしろ膨大な意思決定を繰り返して一日が終わる。
意思決定の質が高ければ無事に下山し最高の思い出がのこり、質がひくいとつまらない山行になる。最悪の場合は今回のニュースのような深刻な事態になる。
山滑りをはじめて数年した頃に、自分が山でおもなう意思決定があまりにも無自覚、無意識でノリでやってることに危機感をもち、ずいぶん前、2005年くらいだったろうか、泊まりがけの雪崩講習にいったことがある。
そこでは実に多くの知識と技術を習った。
気象、雪崩の発生のメカニズム、リスクとはなにか?風向き、地形、樹木の様子、雪の層構造,ビーコンのか使い方、ピットの掘り方・・。
知識はほんとに役に立つ。
知識があると実に多くの事を「景色」から察知する事ができる。
講習前に一枚の雪山の写真をみて、どこに気をつけるか?といわれてほとんどわからなかったけど講習後には同じ写真をみて気をつけるべき点をいくつも指摘できるようになる。
知識とは見えなかったことが見える化するツールだ。
それ以来、知識を増やすことにしょぼいなりにそれなりにしたので以前よりは無自覚な行動、意思決定が減り、行動に理由をつけて決定できるようになった(気がする)。
なぜ右ではなく左のラインでのぼったのか?なぜあの斜面ではなくこっちの斜面をすべろうと意思決定したのか?
知識がないときは「なんとなく」「よさげだから」という無自覚な決定がおおかったが、知識がついてくるとなぜその選択をしたのか?の理由を説明できる、そんな意識的な決定ができるようななる。
知識が増えれば景色から受け取る情報量が増える。
ひとつ正しい意思決定をするとリスクにあう確率が減る。
正しい意思決定を10回繰り返せばそれだけリスクを10倍減らす事ができる。
間違った意思決定を10回繰り返すとかなり危険な状態になる。
立山の雪崩で7人の人がなくなったわけだが、彼らはどこでミスをしたのか?
4日も大量の降雪のあった中でそこにいってしまったのがミスだったのか?
大走という急斜面を選択したのがミスだったのか?
同じ斜面で助かった人と巻きこまれた人がいるがその明暗は何だったのか?
3年前に室堂に今くらいの時期にいったことがある。
3日間、ずっと爆弾低気圧の直撃で暴風雪にあって結局、バスターミナル横に雪洞を掘って停滞しておわってしまった。
下山の日、雪洞から外にでると、信じられないようなピーカンのパウダー。全山パウダー。
滑りたい!!3日も閉じ込められてフラストレーションはピーク。この景色、このパウダー、いきたい・・・心底そうおもった。
一方で3日の暴風雪の直後。雪崩の危険度はめちゃ高い。
結局、下山予定の変更をせずに予定どおり扇沢におりた。
帰路のことだがこんな会話をしてた。「今日って雪崩怖いけど、予定変更できたら絶対に突っ込んでたよな・・最初の数人がすべったらすぐに俺も俺もとドロップしたとおもうよな。」
東京にもどって、その日、立山で雪崩で遭難して数名がなくなったというニュースに接した。
もしあのとき、予定が変更できたら、俺たちはどういう意思決定をしたのだろうか?
それ以来、判断をする際に自分はものすごく臆病になった。
知識は人を賢くするが、判断の質をあげるのは、経験からの学びが不可欠だ。
臆病になること、チキンになること多分いいことなんだとおもう。
イケイケで攻めてる友達を見るとうらやましい、すごいなあと羨望してしまう。
でもいまは自分の臆病さを隠さずにきちんと向き合って臆病な判断を繰り返していきたいとおもう。
それが自分のスタイルだから。
ずいぶん前のことになるけどスプリットボードナイトにいってきたのでその模様のレポ。
ラルゴで開催してボルテージデザインの永井さんがゲスト。ラルゴ横のナホバコヨーテで開催されて最初はスライドショーで説明のあとビールのみながら実機さわったりの質疑応答。
約30名くらいでしょうか。まあはっきりいってよくいえばコアな人、悪くいえばマニアというか病気な人たちです。なので居心地がすばらしくよい。普通、こんな板に十万円かけようっていう酔狂な人はいないでしょう。しかしながらなんかそそるんですよね。このまっ二つの板。
以下参考になったコメント。
スプリットボードでどれくらいの傾斜まで登れるのか?新雪で30度くらいは直登できる。ザラメも同様。
それ以上の斜度のときはスイッチバックでさくさくいける。
自作で板きるのもあるけど、内側にエッヂがはれないからへたりやすい。一歩あるくたびに振動が板にはしるのでへたりやすい。
ボルテージデザインでは板は歩くものだと定義した。山で一万歩あるく。一万回しなる。ゲレンデ数日分が一回の山で板に負担がかかる。へたらないようにカーボンビームを張った。
k2やgentemもスプリットをだしてきたけど、がんばる!写真はK2のもの。
シールの寿命はのりをかえたらいい。シールのはりかえをすればいい。5000円くらい。3年ではりかえる感じ。
湿度が高いとノリが劣化する。冷蔵庫にいれずにシートシートにいれれば半永久的に保存できる。
雪が降りすぎたときはザラメ雪にはスプリットはものすごく強い。しかし氷は苦手。シールがきかない。氷の上の数センチの雪がのってる状態とか春の朝の溶け出す直前のザラメとかは苦手。
そういうときはクランポンをつけるといい。3月になるとけっこう必需品。
ロングルート、ラッセルの多い行程、緩斜面は大得意。
スプリットのいい点はハイクの体力に余力がでる。だから滑りに集中できる。シューを背負わなくてすべれるから軽い。
直答急斜面ややせ尾根は苦手。唐松岳もなれればいける。
シュートの差は板がない分7キロかるい。面積だとシューの4倍。シューで膝の場合でもスピリットならばbinみえるくらい。
慣れたらすべれちゃう。ターンもできる。がんばれば・・
誰よりも早くとおくにいけるのがいいてん。
くみ上げは慣れれば1分でやれる。シリコングリスを接合部にぬるとかの準備は必須。
滑りは専用のバインディングの登場で飛躍的に向上。これまでは高さがあったから・・。spark R&D,ボレー、今年はカラコルムがでてくる。
写真はSPARKのもの。めちゃ軽いし違和感なし。これにDeeluxのザビエル先生の超軽量靴をあわせてスプリットボードをはくとほんとに雪旅ができる気がする。ウルトラロングツアーみたいな。栂池から栂海神道をぬけて日本海までといったマニアルートとかは雪のときのほうがはやかったりまた水の心配がないのでライン引けるんじゃないかしらとかそういうことをかきたてる道具がそろった感じ。
ボルテージデザインは神楽のすぐそばにある。1時間で試走できる。新潟の雪は重いからここで通用すれば大丈夫だ。
スプリットボードは冒険や探検する道具。チャレンジできる。地図を広げてほしい。
20年の歴史がすでにある。パーツはほぼかわってない。
スプリットボードの歴史においてクレイグケリーの存在はやっぱりでかい。
永井さんはボルテージの板ですでに百万歩はあるいてきた。がその程度ではへたらない板をつくってるつもり。やわな板ではなく道具を作る。
今後の進化の鍵はビンディングの薄さだろう。
今年からハイバックルの硬さが選べるようになった。
プライヤーはかたすぎじゃあにかなあと感じた。だから日本人仕様にやわらかめにした。あとはカーボンは二本はった。はるきまくってへたらないように。
saprkは自転車パーツもつくってる。工作精度がすごく高い。小さい工場だから生産に限りがある。
ディーラックスから山専用の靴が発売された(さわってみたら異様にかるかったです)。ビブラムで防水、アイゼンの傷対策。さらにキックステップもきく形状。ザビエルが開発。
スプリットボーディングジャーナルが創刊。年一回フリーペーパーだしたい。
リブテックもスプリットをだすらしい。
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順不同ですがメモと記憶だとこんな感じ。
きてるひとはとにかくマニア×マニアな感じですが、スプリットはある程度の広がりはもつだろうなあと思います。なんといってもハイク楽そうだし遠くにいけるってのがいいですね。
投稿情報: 00:19 カテゴリー: _登&滑-山ボード, スポーツ, 使-遊びの道具.webネタ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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栂池からあがって船越の頭を目指す。
ブルークリフのtakiさんとTさんとTKOの3人。
思ったよりも気温が低くまた上のほうは爆風気味のためカチカチのアイス状態。これ滑ったらまじで下までとまらない感じです。とても滑れる感じではないので、船越はあきらめて天狗原のあたりからトラバース気味に金山沢方面へ。
で、自然園の遊歩道近辺がドロップポイント。
パイプ沢の名の通り、自然のハーフパイプです。あてこみ祭り!
4ピッチくらいすべって白馬尻へ。それにしても雪が多いです。
猿倉から二俣までがっつりすべっておりられました。
写真は
https://picasaweb.google.com/blueclifftaki/20110404#
白馬に今シーズン最後であろう山滑りにいってきました。
この斜面を目指します。
前日に奇跡の降雪がり真っ白。黄砂で汚れてるかなあとおもっていだけにうれしい誤算でした。この時期になると登山者も少なく、ましてや板かついでいる人は我々以外には不帰Cルンゼを狙うパーティのみで貸し切り。静かです。
順調にハイクをかさねます。2月に靭帯やって以来のバックカントリーでしたが膝は大丈夫でした。ただ・・登りの筋肉がダメダメです。それなりに走っていたのですがやはり重い荷物を背負っての場数を積んでないと板をかついでは登れない物ですね。あとは高度がやはり高いので酸素が薄くて心拍もあがり気味。
結局2361までのぼってそっからドロップ。快適なザラメでした。雪は完璧、景色も完璧、仲間も完璧。これ以上、言うことなし。しいていえば、ビールをもっていくのを忘れたことか。。ビールもっていって雪で冷やして飲みたかったです。それにしても今年は雪が多いです。帰りは兔平まですべれちゃいました。下界に下りてから荷物を乾かしてすぐに東京へ。東京を出発して戻るまでなんと20時間の休日でしたが、満足感たっぷり。のんびりすればいいってものでもなく濃縮に遊ぶのも大切ですね。
投稿情報: 14:43 カテゴリー: _登&滑-山ボード | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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4月10.11.12日のことですが鹿島槍いってきたのでレポ。
2泊3日でガイドの黒田さん&柴田さん&3名で爺が岳&鹿島槍へ。
扇沢の入山ポイントに集合。
前日の睡眠時間が2時間&雪洞泊の可能性を考えてフル装備20kg over&高度にやられちゃったのかペースあがらないです。
扇沢のぼっていくのですがもうヘトヘト。
そうとうヤラレ気味に爺が岳南峰2670mへ到着。
さくっとスルーして通過すればよかったのですが山頂からみての南面がよさげだったのでスノーボードに履き替えてドロップしてしまいました。
やっちまった・・すぐ止まるつもりがあまりに快適だったので400m近くおりてしまう。
南峰にもう一回もどったときに体力的にはすでにきびしくなっていたのですが、あとは下り基調だし夏ならば1時間ほどで冷池冬季避難小屋につく道だからなんとかなるだろうってことでアイゼンに履き替えてガツガツあるきはじめます。
が・・惰性でいけると踏んでいたこっからでした。
雪が腐っていてズボズボ膝まで埋まります。
ところどころで俺的にはメンタルにも緊張を強いられるところもあって精神的にもへろへろ。疲れもいい加減、極限までくると注意力散漫だなって自覚してるのですがどうしようもなく一歩一歩、雑に歩いてしまいます。
剣岳の向こうに夕日が沈んですばらしい光景だったのですがカメラを出す余力がないです。
ようやく日没直後に冷池小屋に到着。
こんなにやられたのは久しぶり。今回は心拍計つけてみたのですがカロリー消費で5600kcalこえてました。フルマラソン2回分以上ですね。
満月の翌日だったので夜は星を見にと考えてたのですが寝袋にくるまって朝まで一直線で爆睡。ひたすら修行の一日でした。
2日目
起床。マットレスに穴があいてたみたいでちょっとさむかったのですがまあ許容範囲。あとかわなきゃいけないのはテントシューズ。他の人はもってたのですが便利そうです。
準備してから鹿島槍へ。
昨日の疲れはなんとか抜けて体が動く状態に。
鹿島槍南峰に登った後に黒部渓谷側へドロップ
俺的には今回の山のなかでもっとも心に残る一本でした。この1本のためにはるばる東京から20キロの荷物をせおって標高差で2000m近くのぼってやってきたって感じで、なんてムダだろうと思うと同時になんて贅沢なんだろう。
写真はSBTさんのライン / 剣岳バックで楽しい斜面
そのあと登り返して小屋へ。
剣岳がみえて最高の雰囲気でした。見渡す限りヒトが一人もいない世界ってある意味で貴重ですばらしい雰囲気です。
山行最終日3日目。
赤岩尾根をトラバースして西沢へドロップ。
雪崩の後だらけで緊張しながら通過。3時間ほど林道をくだって下山。
人がほんとに少ない山だったので静かで満喫でした。
ただしハード・・人が少ないのも納得です。
天候にもメンバにも恵まれてほんとうに静かな山でいいところでした。
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投稿情報: 22:09 カテゴリー: _登&滑-山ボード | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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先週のパウダーに引き続き今週もってことで、白馬へ。
KTKと。
今回も週末土日のどちらか一日しか都合がつきそうにないため、土曜日にいくか日曜日にいくか迷ったのですが土曜日に。
金曜日の夜に代々木公園で満開の桜を花見。東京はほんとにもう春です。
代々木公園で車で拾ってもらいます。酔っぱらっていたので車中でウトウトしてたら4時間で今度は冬気味の白馬へ。気温低いです。
少し仮眠して朝おきたら快晴。
天気がいいので八方へいくことにしました。
そういえば今シーズンは八方はなんだかんだではじめてです。
なぜか縁がなかったんですね。
昼から天候が崩れる予報だったので早め早めの行動でと思っていたのですがあんまり早くないスタートに。前夜に完璧に用意しておかないと朝があわただしいなあと反省。
ともあれ快晴の中を登り始めて1時間。
あっというまに春山から冬山に逆戻りです。
雪が降ってくるし風も強くなるしで、早々に滑り降りる事に。
まだまだ白馬は冬のようですね。
投稿情報: 21:51 カテゴリー: _登&滑-山ボード | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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日曜日のお話。
先週末は暖冬にもまけずに今年最後のシベリア寒気団か!?ってくらいの寒波だったわけです。
ところが金曜日夜から土曜日夕方まで仕事で泊まりの合宿。
ショック。。
唯一あいている日曜日に日帰りピンポイントでいける「かぐら」に出撃してきました。
メンツはKTK。
稜線まででてそっからドロップ。
風が前日ものすごく強かったみたいでがっつり風でパックされた雪でした。
南面は吹きだまってるみたいで3メートルオーバー。
和田小屋まで滑り降りてそっからゲレンデで遊ぼうとおもったのですが、人大杉&足首やっぱ調子悪いわ、ってことで贅沢にも撤退決定。
その頃には気温がぐんぐんあがってしまいTシャツで滑ってる人はいるわで、すっかり3月末みたいな雰囲気になってました。
さくっと温泉はいって夕方5時に東京に戻っちゃいました。
投稿情報: 00:04 カテゴリー: _登&滑-山ボード | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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