4月10.11.12日のことですが鹿島槍いってきたのでレポ。
2泊3日でガイドの黒田さん&柴田さん&3名で爺が岳&鹿島槍へ。
扇沢の入山ポイントに集合。
前日の睡眠時間が2時間&雪洞泊の可能性を考えてフル装備20kg over&高度にやられちゃったのかペースあがらないです。
扇沢のぼっていくのですがもうヘトヘト。
そうとうヤラレ気味に爺が岳南峰2670mへ到着。
さくっとスルーして通過すればよかったのですが山頂からみての南面がよさげだったのでスノーボードに履き替えてドロップしてしまいました。
やっちまった・・すぐ止まるつもりがあまりに快適だったので400m近くおりてしまう。
南峰にもう一回もどったときに体力的にはすでにきびしくなっていたのですが、あとは下り基調だし夏ならば1時間ほどで冷池冬季避難小屋につく道だからなんとかなるだろうってことでアイゼンに履き替えてガツガツあるきはじめます。
が・・惰性でいけると踏んでいたこっからでした。
雪が腐っていてズボズボ膝まで埋まります。
ところどころで俺的にはメンタルにも緊張を強いられるところもあって精神的にもへろへろ。疲れもいい加減、極限までくると注意力散漫だなって自覚してるのですがどうしようもなく一歩一歩、雑に歩いてしまいます。
剣岳の向こうに夕日が沈んですばらしい光景だったのですがカメラを出す余力がないです。
ようやく日没直後に冷池小屋に到着。
こんなにやられたのは久しぶり。今回は心拍計つけてみたのですがカロリー消費で5600kcalこえてました。フルマラソン2回分以上ですね。
満月の翌日だったので夜は星を見にと考えてたのですが寝袋にくるまって朝まで一直線で爆睡。ひたすら修行の一日でした。
2日目
起床。マットレスに穴があいてたみたいでちょっとさむかったのですがまあ許容範囲。あとかわなきゃいけないのはテントシューズ。他の人はもってたのですが便利そうです。
準備してから鹿島槍へ。
昨日の疲れはなんとか抜けて体が動く状態に。
鹿島槍南峰に登った後に黒部渓谷側へドロップ
俺的には今回の山のなかでもっとも心に残る一本でした。この1本のためにはるばる東京から20キロの荷物をせおって標高差で2000m近くのぼってやってきたって感じで、なんてムダだろうと思うと同時になんて贅沢なんだろう。
写真はSBTさんのライン / 剣岳バックで楽しい斜面
そのあと登り返して小屋へ。
剣岳がみえて最高の雰囲気でした。見渡す限りヒトが一人もいない世界ってある意味で貴重ですばらしい雰囲気です。
山行最終日3日目。
赤岩尾根をトラバースして西沢へドロップ。
雪崩の後だらけで緊張しながら通過。3時間ほど林道をくだって下山。
人がほんとに少ない山だったので静かで満喫でした。
ただしハード・・人が少ないのも納得です。
天候にもメンバにも恵まれてほんとうに静かな山でいいところでした。
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