7月に読んだ自然ネタの本。
サバイバル登山。
サバイバル登山とは「食料や装備をできるだけ持たずに道なき道を歩く長期登山のことをいう。持ち込む食料は調味料と少々の米だけ。電池で動くもの(ラヂオ、無線、携帯電話)や機械仕掛け(コンロ)、そして、テントも燃料も持っていかない。」登山スタイル。
テンカラ釣りでイワナをつり、ヘビやカエルを食べてタンパク質を補給し、タープをはってたき火で料理をしながらの長期参考。本書では、日本海から上高地までの道なき沢をつないでサバイバル登山するルポ。
道具の力をかりてズルせずに山に登る、というのはフリークライミングっぽい気もします。
服部 文祥
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もう一方で読んだのは、「ハチはなぜ大量死したのか」。北半球のハチの25%が死んだそうです。その原因をもとめてのルポ。農薬、携帯などの電磁波、受粉農業などいろいろな原因が考えられるのですがいずれにせよなんらかの環境変化がハチに大きなストレスをあたえその結果、ハチのコロニーが崩壊、ハチの受粉に頼っている食物生態系に重大な影響を与えているそうです。
サバイバル登山では、いかにテクノロジーを排除してひとつの食物連鎖に絡めとられた生き物として山に向き合うか?
ハチはなぜ大量死したのか?では、テクノロジーはいかに自然を変え食物連鎖をゆがめるか?
たまたま前後して読んだのですが対極的な視点ながら、考えさせられることの多い内容でした。
ローワン・ジェイコブセン
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