週刊文春のコラムだったと思うのだが、冬季オリンピックは、夏の種目とちがって「爽快に」応援しにくいらしい。
夏の場合は陸上や球技はとくにそうだが、相手とよーいどんで競いあうから、「日本がんばれ!抜いてしまえ!」とか「ゴールを決めろー」とかの絶叫応援がしやすいわけだ。
ところが冬は一人づつやる種目が多いので、どうしても相手のミスを願う応援になるわけ。そういう応援って大声で絶叫応援できないじゃん・・・ココロのなかでライバルの相手を呪う応援になるわけだ。
昨夜の男子アルペンの回転。
期待の佐々木選手と皆川選手が1本目すごくいい位置につけていたわけ。
これはメダルか!と期待できる位置。
そうなるともう2本目はこの2人が滑るとき以外はテレビに向かってひたすら「こけろー、失敗しろー」と呪いパワーを送る。
何人に外人選手に負のパワーを送って応援したことか…残念ながら「呪い力」が少したりなくて皆川選手は結果は4位であと一歩でした。
まあ俺の場合は個人としてひっそりと呪い応援してるからまだしも、公共の電波であるテレビのアナウンサーはおおっぴらに呪い系の応援はできないわけだ。
皆川の次に滑った選手がスタート直後に旗門不通過なのに滑っていたのに対してゲストの木村さんは、「ぼくははっきりいっちゃいます、あれは失格です」と断言してたりしてておもしろかったのだが、アナウンサーはあまり露骨に肩入れできないよね。サッカーでいうならば、相手のGKにバックパスがいくたびに「こけてオウンゴールしちゃえ!」とは松木さんならともかくNHKの山本アナには無理であろう。
NHKっていうか地上波の限界をだな。
テンション高すぎて興奮するとぶっちぎれちゃう松木@サッカーや松岡@テニスのような露骨に日本を絶叫応援する人は冬の五輪のゲスト解説に間違っても呼べないよな。興奮して何いいだすか危険すぎ。
「こけろー、こけろー、失敗しろー」とか叫びそうであぶないったらありゃしない。