日本雪崩ネットワークの「アバランチナイト」開催にいってきました。
最近のバックカントリー人気もあってなんでしょうか。
今年は去年よりも早く申し込んだのですがすでに定員超え。
今年も参加できないかああとおもっていたらKさんが申し込んでいてくれたので参加できました。
内容はスライドや動画を多様したとても有意義な講義形式でいろいろと得るものが多いイベントでした。とくに生々しい雪崩の事故レポートや動画映像は参加者全員が食い入るようにみていました。
以下、気になった点のメモ
- 状態の把握(自然科学的アプローチ)→選択肢(リスク認知)→意志決定(リスク受容)の3段階を「意識的」に行うこと。
- 「経験、知識、情報」→「解釈、翻訳」→「決断」のそれぞれの力をバランスよくのばすこと。
- 今までは安全で助かっていても、最終試験は突然やってくる(ことがある)
- 昨年の雪崩事故の例を説明してもらう。ほとんどの発生源は人為的なものでもらい事故的な雪崩事故もおおかったように思う。昨今のブームを考えるとメジャールートって入る人がおおくなってるのでリスクがたかまってるのかも。
- 1m×1m×1mの雪の固まりはだいたい300キロくらい。
- 死亡要因の25%は外傷。これは流される途中に気や岩に激突して深刻なダメージをおってしまうケース。よくいわれる15分以内にレスキューすれば8割助かるっていうのは、この25%の要因を除外したケース(つまり75%)。外傷がなくて無事?に埋没する率75%×15分以内のレスキューで生存してる確率80%=60%(実際の確率)ってことか。
- 地形の罠に注意。
- 安全か危険かの判断は不可能。白っぽいグレーか、黒っぽいグレーかという判断になる。
冬山のなかでパウダーを滑るというリターンを獲得するってことは、常に雪崩で最悪の事態に陥るかも…っというリスクを受容することとセットなんだなと再認識。
山でパウダーを滑らなきゃリスクはゼロにできるけどなあ・・・とわかってはいるけどそれは無理です。