今月の月刊新潮8月号。
沢木耕太郎氏が山野井さんを主人公にしたルポを発表。「百の谷、雪の嶺」。
読んじゃいました。おもろいです。
「山で死んではいけないといわれるが、死んでも許される人間が少数ながらいると思う。たぶん僕はその数少ない一人だと思う。」
山野井泰史っていうクライマーの「垂直の記憶」っていう本の中での発言なんだけど、ハッタリでいってるわけじゃなくて本音なんだ・・・って人です。
「垂直の記憶」だけど決して文章上手ってわけじゃないんだけど、体験をした人しか書けない凄みが臨場感ビンビンで、おもしろいっていうよりも寒気がする。
読んで俺も山登りしようっとはこれっぽっちも思えない異次元の話なのだが、なんかしらんが元気がでたりモチベーションがはねあがるとってもスパイシーな本ではある。
こんな人がまだいるんだーと素朴に感動。
山野井さんという存在や生き方はもっと知られる価値がある気がする。