スウェーデンから帰ってきた姉と姉の子供と父親と白馬で数時間過ごす。
姉と会うのも数年ぶりだし、ましてや姉&父親&俺っていう組み合わせは二十年ぶりくらいじゃないだろうか。
久しぶりに家族した感じっつうかなんか照れくさいもんである。
お年玉を渡していいおじさんになってみたりする。
そんなタイミングで家族を書かせれば抜群という噂を聞いたことのある重松清の「流星ワゴン」を読んだ。
白馬トリップの往復の電車で読む。電車の中でもうたまらないほどぐっときてしまった。2005年、今年最後に読んだ本が、こんないい本でよかった!
ハッピーエンドではなく、「どうしようもなくサイテーで暗くってツマラナイ現実」で終わっちゃうのだけど、いいんだなあ。これが。
「我が家の現実はそんなに変わってはいない。数日でひっくり返るほど甘くはないのだが、現実なのだ。僕たちはここからはじめるしかない。」
がんばれ、カズ!!
来年もいい本にあたりますように!