2004.05.03 @白馬大雪渓
メンバ:単独
天候:晴れのち小雨
行程:
5月3日
0855 猿倉山荘駐車場
0900 ハイク開始
0950 金山沢合流地点
1020 白馬沢合流地点
1400 避難小屋到着(葱平)
1425 ドロップイン
1515 猿倉山荘到着
写真記録
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昨日の白馬乗鞍岳東大斜面に引き続き白馬大雪渓に行く。
ほかのコースも検討したが、単独行なのと山の技術が未熟なのを考慮して人がたくさんいるところのほうが安全だろうということで白馬大雪渓に決める。
天気は徐々に下り坂の予報。
1日くらいは持つだろうということで出発。
大町の父親宅から見ると白馬方面はどんよりと雲に覆われている。
R148を利用して白馬へ。途中から徐々に晴天がひろがる天気になってきた。
八方口の入り口のローソンで買出し。
つい買いすぎる癖があるので、極力抑え目に買う。
なんといっても軽量化。体力がない以上、軽量化を徹底的にするしかない。
そのまま車で二股経由で猿倉へ。
3月末に金山沢を滑ってきたときは二股まで滑走できたのだが、さすがにGWともなると二股周辺は雪はまったくない。
二股周辺は新緑が非常に美しい。
猿倉山荘にいく途中の林から雪が目立ちはじめ山荘ではべったり雪。
0900ハイク開始。
山荘の裏手から登りはじめ、沢筋の左岸をまいてのぼっていく。
スノーシュをつけるのが面倒なのでボードの靴のみで歩く。
偶然、昨日、白馬乗鞍岳山頂であった2人組と再会し驚く。彼らも白馬大雪渓だそうだ。
約50分で金山沢との出会いに到着。ここでスノーシューを装着。
本来ならばもう2時間早く出発する予定だったのだが、9時からのハイクとなったため、最後尾だ。とはいえ、視界の中に人が見えているというのはなかなか気が楽だ。
1020頃に白馬沢の出会いに到着。
徐々に斜度も急になる。
天気もハイクを開始するころから快晴なため、猛烈に暑いいっぽうで、風がたまにふくとさすがに寒く温度調整が難しい。
またLEKIのポールがスクリュー式なため、昨日手入れせずにそのままたたんだからか、伸びない… あきらめて中途半端な長さのまま登る。ブラックダイヤモンドのワンタッチ式ならばこういったトラブルはなさそうだ。

ひたすら高度を稼ぐ↑
葱平の取り付けあたりからいっきに斜度が急になる。
のぼりが厳しい・・・・アイゼンにかえようかともおもうが、面倒なのでかまわずスノーシューで直登。
この頃から天候が怪しくなり小雨がぱらつきはじめる。
ザックカバーをつけようとも考えたがこれまた面倒なのでそのまま登る。
後から振り返ると、「面倒だから○○しない」というのは、体力がなくなって気持ちにゆとりがないからなんだろうと思う。なにはともあれ体力がなければせっかくの装備も宝の持ち腐れ・・・。
1400に避難小屋に到着。
さらに山頂までとも思うも、これからあと1時間以上登ると帰りに何かあると暗闇の中を猿倉までの沢筋をすべることを考え躊躇。
ドロップイン準備をする。
1425ドロップイン。
10人程度できているスキー組のパーティ以外は誰もいない。
この人たちよりも先にドロップインしなければとちょっとあせる。
ドロップイン地点から白馬沢の合流点まで一望できる。人がいない。なんとこの長大な斜面をひとりしめだ。
杓子方面のほうが比較的綺麗なバーンが残っている。大雪渓の中央付近は人のハイクした後でまるでちょっとしたデブリのような状態。
ここでも体力のなさが露呈する。ここをトラバースしてあっちにいけばもっといい斜面がある、とわかっていても、ずっとつま先だちで斜滑降をしていると体中がつりそうになる。
無事に金山沢まで降下。金山沢から猿倉までは比較的なだらかな道なため途中でストックを使うことを考えストックを取りだす。
猿倉までの間は延々とフロントサイドの斜滑降で沢筋をトラバースしていくため、再び体中が悲鳴をあげる。
1510無事に猿倉山荘に到着。
5時間、標高差約1500メートルの登りはけっこう厳しかったが、斜面自体はスノーボードに向いてるなあと思った。
杓子方面の尾根筋にはいくつかのいい感じの斜面もあるため、白馬尻あたりでテントをはって滞在するのもよさそうだ。
信州へのちょっとした小旅行をかねた白馬バックカントリースノーボードトリップは今日でおしまい。